MEMU

ブランドムービーを、読む。
vol.5 〜社⻑メッセージ〜
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イントロから始まり、全3回にわたり事業部別座談会をお送りしてきた連載企画「ブランドムービーを、読む。」も、いよいよ本編の最終回を迎えました。
エンディングを締めくくるのは 2024 年 1 ⽉ 1 ⽇より代表取締役社⻑に就任した⼤⻲裕貴 CEO・CIOです。
連載企画を振り返りながら、環境と暮らしに関わるさまざまな課題解決に事業を通じて貢献するダイキアクシスグループの企業ブランドについて語ってもらいました。

私たちのミッション
「環境を守る。未来を変える。」

 

ダイキアクシス・ブランドムービー

 
 
9⽉25⽇「SDGsの⽇」からスタートした連載企画「ブランドムービーを、読む。」はいかがでしたか。ブランドムービーの読み解きを通じて、私たちのミッション「環境を守る。未来を変える。」に込めた思いや事業部ごとの⽇々のアクションを紹介してきました。
本編を締めくくる最終回は、「世界トイレの⽇」にちなみ、「タイルと衛生陶器の店」を祖業とする私たちが、「世界の環境課題を技術とアイデアで解決し、世界の⼈々の⽣活を⽀える」ために、⼟台となる企業精神としている“PROTECT×CHANGE”をテーマに、⼤⻲裕貴社⻑のメッセージをお届けします。
 
 

 
11月19日は「世界トイレの日」です。世界ではいまだ3人に1人がトイレを使えない現実があります。こうしたトイレに関する問題を世界中の人々が考え、少しでも改善していくために、2013年、国連は毎年11月19日を「世界トイレの日」と定めました。SDGsの目標6には「安全な水とトイレを世界中に」という目標が掲げられています。ダイキアクシスは、発展途上国に向けた浄化槽の海外展開により、世界の衛生環境の改善に貢献しています。
 
 
 

未来は、守りながら変えることができる。

 

「ブランドムービーを、読む。」を振り返って

大亀:皆さんの熱い読み解きを見て、「守りたいもの、変えたいもの」は人それぞれ異なりますが、その土台にある精神には通じるものがあり、2023年に策定した新たな企業理念が社内に浸透してきていることを感じました。
 AXIS Action!のテーマでもある“PROTECT×CHANGE”は、2016年にコーポレートスローガンとして設定して以降、「環境を守る。未来を変える。」という企業使命とともに、社員のあるべき姿、企業姿勢として掲げてきました。それをより社員の皆さんの軸にしてほしいという意味を込めて、昨年、理念体系を刷新した際、会社としての企業スローガンから「社員の土台となる精神=SPIRIT」に置き換えました。
 「PROTECT(守る)」と「CHANGE(変える)」という対極にある2つのワードですが、創業65年という歴史を礎にグローバル企業として世界の課題解決に挑む私たちにとって、守ることも変わることも、どちらも重要だと考えています。施策的にも表彰制度「私のPROTECT×CHANGE」などさまざまに取り組んできた中で、社員一人ひとりが自分事として捉え、業務の中でそれをどう体現し、どうより良いものにしていくかを皆で考え、議論する企業風土が少しずつではありますが着実に育ってきていると感じています。
 その意味でも、今回の企画は“PROTECT×CHANGE”という言葉の真意を皆で読み解き、より具体的に考えるいい機会になったのではないかと思います。
 
 

 
 

ブランドムービーから伝えたいこと

大亀:社外の方に向けては、このブランドムービーを通じて、ダイキアクシスグループの存在意義を知ってもらい、私たちの思いに理解、共感してもらうことで、ステークホルダーの皆さまと共により良い未来をつくっていきたいと考えています。
 ムービーそのものは、やや抽象的な表現ではありますが、会社として中長期的に思い描いているビジョンが映像化されたものになっています。第一印象として非常にきれいな映像で、静けさの中にダイナミックさもあり、ダイキアクシスグループの目指す未来を感じてもらえると思います。具体的な事業紹介はありませんが、各事業部の社員が登場し、日々の活動の1コマを伝えています。また、守るべきものとして、グループ創業の地である愛媛の自然や伝統文化、地域産業、人々の暮らしが丁寧に描かれています。そうした日常のさりげないシーンを通じて、「ひとりの小さなアクションの積み重ねが、未来を変えるエネルギーになる」というメッセージを感じていただければと思います。
 
 

 
 
大亀:一度見ただけでは「きれいな映像だな」で終わってしまうかもしれません。それでも私たちを知ってもらう第一歩にはなると思っています。さらに繰り返し見ることで、私たちが何を目指し、どんなことに取り組んでいるのか、ダイキアクシスグループの存在意義とブランド価値を読み取っていただければ幸いです。また社員においては、自分たちの日々の業務がどのように社会とつながり、世界を守る力になっているかということを、このムービーを通じてより強く意識できるようになってもらえると嬉しく思います。
 
 

 
 
 

 

 

 
 

 



 
 

おわりに、ダイキアクシスブランドとは

 

私たちのアイデンティティ“PROTECT×CHANGE”

大亀:社外社内すべてのステークホルダーからの評価である「企業ブランド」という価値を、映像や言葉にして表現することはとても難しいことだと思っています。ただ、それを「ダイキアクシスらしさ」と置き換えるならば、それはやはり“PROTECT×CHANGE”という創業以来、磨き上げられてきた企業精神に宿っていると考えます。
 社員一人ひとりが“PROTECT×CHANGE”を胸にそれぞれに体現していくことで、グループ全体の一体感も生まれます。今回の連載の中でも、ムービーを見てお互いの仕事がつながっていることにあらためて気付いたという声が聞かれました。組織も大きいですし、部署が違うと直接関わる機会は少ないと思いますが、このブランドムービーがそういった一体感を再認識するきっかけとなり、そこに新たな相乗効果が生まれることを期待しています。
 
 

 
 

企業理念は、迷いが生じた時に立ち返る原点

大亀:当社グループは、前身であるダイキ株式会社からスピンアウトする形で、2005年に株式会社ダイキアクシスとして誕生しました。ステークホルダー以外の一般の方から見ると、まだまだ「ホームセンターのダイキ」のイメージが強いものと認識しています。事業もインフラ系が中心であるため、エンドユーザーの皆さんからはなかなか目に付かない存在ですが、こうして環境をきれいにしたり、暮らしを守るさまざまなインフラや住まいづくりを行っているという、事業そのものを知っていただく意味はあると思っています。そのきっかけづくりの媒体として、今後このムービーを活用できればと考えています。
 また社員には、いろいろな“PROTECT×CHANGE”があっていいので、それぞれが守るべきもの、変えるべきものをしっかりと考え、軸として持ってもらいたいと思っています。それを考えるひとつのヒントとして、このムービーを見てもらい、自分は何を大切に生きていくかを決めてもらえたらと思います。また、迷いが生じた時には、ブランドブックと合わせて見返してください。答えはないかもしれませんが、ヒントは必ずあると思います。
 


 

以上、「ブランドムービーを、読む。〜最終回・社長メッセージ〜」編でした。

この連載を通じてブランドムービーへの興味・関心を深めてもらえたら幸いです。
より多くの方に知っていただくため、今後イベントなどでも積極的に上映していきます。
YouTubeでも公開していますので、ぜひご覧ください。

最後に「番外編」として撮影現場のオフショットをお届けします。
12月5日「国際ボランティア・デー」に公開予定です。お楽しみに。

代表取締役社長CEO・CIO

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