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水回収設備

水回収設備とは

「水回収設備」は、排水中の有機物や無機物を膜処理によって除去することで今まで下水放流していた水を回収し、再利用が可能となるリサイクルシステムです。

排水処理した水を河川や下水に放流する(捨てる)のではなく、RO膜を主体とした設備で放流水を水処理して水道水(上水)と同等以上の水質に改善した後に、もう一度工場の水源として再利用できます。
再利用することにより上下水道料金の大幅なコスト削減が可能となります。

新規だけではなく、既存の設備にもこの「水回収設備」を導入することができます。
 

 

水回収設備のポイント

約70%の水を回収できます
排水処理設備から下水放流している排水のうち、約70%を水回収します。
工場用水として再利用できます
回収水は上水と同等の水質が得られるので工場用水として再利用できます。
上下水道料金のコスト削減が可能です
上水使用量と下水放流量を70%削減できるので、上下水道料金が大きく削減できます。

 

導入方式

Case 1 水回収設備を増設する

  • 現在の排水処理設備は残して新たに水回収設備を増設します。
  • 上下水道使用量を約70%削減できますので水道料金を大幅に削減できます。

 

Case 2 排水処理設備と水回収設備を新設する

  • 排水処理設備の更新と同時に、水回収設備を新設します。
  • 沈殿槽の代わりにMF膜による固液分離を行う方式を採用されると、設備の設置スペースがコンパクトになります。
  • 鉄系凝集剤を必要としない(または少なくなる)ので、薬品料金と汚泥処分費も削減できます。

※凝集剤の削減については事前にテストを行い検証します。
 

導入例


 

RO膜装置の水バランス

RO装置で70%の水回収率で運転する時の水バランス

  • 現在放流している365㎥/日のうち255㎥/日が上水の代替水として工場で再利用できるので上水使用量を削減します。
  • 同様に下水放流水量も110㎥/日に削減します。

 

水回収設備システムフロー

貴社の排水分析を行い、ラボ試験を行った上で最適な設備構成をご提案します。
 

導入後のシステム一例