わたしたちの住む日本は国土の60%以上を森林が占め、先進国の中でも有数の「森林大国※」です。また古くから「木」は建築や空間づくりをはじめ、生活必需品など深く生活に関わり続けています。
さらに「木」には二酸化炭素を吸収して育ち、再生可能な資源という特徴があるため、それを利活用とする「木造建築」は、SDGsへの貢献ができる資材として改めて注目されるようになりました。
木構造は、技術の発展により「耐震性や耐火性の向上」「建築コストの削減」などを果たしており、民間施設および公共施設など幅広い用途の建築に用いられています。
わたしたちダイキアクシスは、木造建築にかかる幅広い知見・経験を活かし、地域産材利活用のコーディネートや構造設計、部材製造・販売、建て方のご支援など、「木造建築のトータルコンシェルジュ」として皆様の幅広いご要望を実現するために木構造事業を推進します。
※出典:農林水産省HP「こどもそうだん」ページより
https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0105/19.html
商業施設・公民館・事務所・共同住宅・教育施設・図書館などさまざまな用途でのご要望に対してご提案が可能です。
万が⼀の⽕災発⽣時、建築や隣接する建物で⽕災終了時まで、⾃⽴し続けることが求められる「耐⽕建築物」についてご提案が可能です。
耐火性能が求められる商業施設や公共施設、教育施設などでの⽊造建築検討時は、お気軽にご相談ください。
昔ながらの構造では断面欠損(穴あきしたところから破断)により十分な強度が得られなかった部分も、進化した接合金物の活用により耐震性が向上しております。またフレームの強度により変化しますが耐力壁を活かすなど、さまざまなご提案も可能です。
上物は自由度を高く、木の持つ軽量で柔らかな特性を活かしたいが1階部分は堅牢性が必要なためRCにする必要があるなど、ご要望やご予算に合わせて混構造のご提案が可能です*。
鉄骨造などより工期が短く、また建物が軽量なため、基礎工事にかかるコストを抑えることが可能です。また、木造の法定耐用年数(≒ 減価償却年数)が22年で設定されているため、集中的な節税が実現できます。
地盤が緩いエリアや、塩害が心配な沿岸エリアなどでは、木造のメリットを活かすことが可能です。
ダイキアクシスでは木造のロングスパンも対応しており、S造、RC造のスパンでも平面計画を変更することなく、木造へ置き換えることができます。
環境パイル工法は、間伐材を活用した杭*1の支持力によって、建物を支える第三者認定工法です。
強度があまりない地盤の土地に最適です。また、地場の木材も利用できるので地産地消への貢献も期待できます。
全国で43,000棟以上の実績*2がある、環境にやさしい地盤改良工法です。
*1 鋼管杭との併用も可能です
*2 2022年度末現在
木の香りには気持ちを静め、気分を爽快にさせる効果があります。
そんな木材を活用した「木構造」の魅力は、視覚的な温かさと嗅覚的な心地よさです。
やわらなか光の反射と、木目のもつ心地よさは、視覚的な温かさを与えてくれます。
木材は、鉄骨やコンクリートなどの建材と比較して熱伝導率が低いため、外部からの熱を効果的に遮断できます。そのため、空間が外部環境の影響を受けにくくなり、一定の温度を保てます。
また、木材が持つ微細な気孔構造によって建物内外の温度差による熱の移動を制御し、断熱性を高めることができます。
出典:則元京 木材研究資料No.11,1977からグラフ引用
木材は湿度が高いときには水分を吸収し、湿度が低いときには水分を放出する性質を持っています。木材が湿度を調節することで室内の空気を乾燥しにくくし、肌にやさしい快適な環境を維持します。
また優れた調湿効果により建物におけるひび割れや変形を軽減する効果もあります。
出典:山本孝 他「木材工業」Vol22-1,1967(P24)からグラフ引用
中・大規模木構造は、柱や梁、筋交いなどの継手部分に金物が使用され、断面欠損が小さく接合強度が担保されています。接合金物は品質が高く、耐力性に優れた「建設省告⽰1460号」に対応したものを使用しなければならないと定められています。
公共案件等の物件において、使用する接合金物が1社指定とならない⼀般流通金物および製作金物を使用し、木造のご提案が可能です。
「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」(2010年10⽉施行)により、公共建築物における中・大規模木造建築物の関心が高まっています。
それに伴い建設の発注者は、地域経済振興や地域の環境保全・防災等の観点から地域材活用を建設⽅針の⼀つとすることも多くなってきています。
ダイキアクシスなら、地域産材の活用についてのご提案可能です。また分離発注についても相談を承ります。