再生可能エネルギー事業は、ダイキアクシスの戦略的事業です。小形風力発電の研究開発を行う株式会社ダイキアクシス・サステイナブル・パワー(旧:株式会社シルフィード)(ダイキアクシスグループ)に事業を集約し、小形風力発電システムをはじめとする再生可能エネルギーの研究開発と、太陽光発電・小形風力発電における売電事業を行っています。ダイキアクシスは、持続可能な地産地消型エネルギーシステムの構築を目指して、再生可能エネルギーの開発と活用を推進しています。
再生可能エネルギーの活用は、生産された地域で消費する「地産地消」が最も有効かつ効率的です。再エネ電力を利用することで、環境への貢献はもちろん、売電による安定的な経済活動を継続でき、緊急時の電源確保などBCP対策にも資することができます。ダイキアクシスは、地域の環境への影響に配慮し、現地実施可能な事項は委任するなど、地域と共存し、地域に貢献できる発電・売電事業の遂行を目指しています。
小形風力発電の国産化を目指しています。現在、国内の風力発電は再エネに先進的な諸外国メーカーがシェアを占める中、シルフィードは日本独自の垂直軸方式の小形風力発電機を開発しました。また現在、「低圧風力発電機に関する技術開発・実証事業(環境省委託事業)」にも共同参画し、国産小形発電設備による地域防災、再エネ自家消費への活用可能性の検証に向けた製品開発に取り組んでいます。
売電事業では、商業施設店舗屋根を活用した太陽光パネル発電による売電事業に加え、FIT(固定価格買取制度)に対応した小形風力発電設備を導入し、風力発電の売電事業にも参入しています。さらには、風力、太陽光、バイオマスのエネルギーミックスによる再生可能エネルギーの多面的な活用など、ダイキアクシスの組織力と事業資源を生かして、ポストFITを見据えた高付加価値な事業提案を目指しています。