基本の浄⽔処理として、地下水⽔質に応じた最適なろ過装置を計画いたします。
ろ過装置には飲料⽔⽤に製造されたろ材を⽤い、地下水に、鉄・マンガンが多い場合は、除濁・除マンガンろ材を⽤いて除去を⾏います。
UF(Ultrafiltration)膜と呼ばれる、ストロー状の中空⽷膜で、地下⽔に含まれる夾雑物を物理的に分離、除去する⽅式です。
この膜を使⽤する事により、O-157などの⼤腸菌、レジオネラ菌といった細菌類や塩素耐性のあるクリプトスポリジウムなどの原⾍類を除去する事が可能です。
当社独⾃の処理⽅式となり、地下⽔中に含まれる鉄・マンガンの他、アンモニアの除去にも有効です。
従来の薬品を添加する処理⽅式とは異なる為、消毒副⽣成物の⼼配が無い事に加えてランニングコストの削減も期待出来ます。
①酸素の注⼊
特殊ノズルにより、⼤量の空気の混合を⾏い、瞬時に飽和溶存酸素濃度近くまで酸素を供給します。
②鉄分の接触酸化
原⽔中に含まれる鉄分は、酸素によって酸化され、装置上部のろ材表⾯に酸化鉄となって除去されます。
③アンモニア態窒素の⽣物処理
硝化菌の働きによって、アンモニア態窒素を亜硝酸態窒素および硝酸態窒素に硝化します。
④マンガンの⽣物処理
鉄バクテリアの働きによって、酸化が促進され、ろ材に酸化マンガンとして捕捉除去されます。
⽔は通しますが⽔中に溶け込んでいるイオンや塩類を通さない性質を持った逆浸透膜を⽤いたろ過装置です。
海⽔淡⽔化に⽤いられることでも有名ですが、硬度やシリカ、塩分等を多く含む地下⽔の⽔質改善でも活躍しています。
病院や⼤規模商業施設といった、特に⽔質を気にされるお客様向けに地下⽔の⽔質起因で⽔を使う機器や配管に影響がないよう、+αのご提案も可能です。
IoT導入による遠隔監視操作システムで24時間365日モニタリングを行います。
異常発生時には、リモート操作により即時対応が可能です。
本システムによって供給される浄⽔の安全性(⽔道法に基づく⽔質基準以内の⽔)は、当社が保証いたします。
地下水(井戸水)は、一般に地層による浄化・遮水作用等により地表の影響を受けにくく、水質も安定していると言われています。
全国の上水道でも約20%が地下水を水源として利用されており重要な水源の1つとなっています。