※当事例の詳細な記事もございます。下段の「ご相談・お問合せ」よりご連絡ください。
地下水飲料化システム・工場排水処理設備・浄化槽設備をご採用いただいた経緯や運用効果について日清医療食品さまにお話をお伺いしました。
◆ 日清医療食品について
130万食/日量の食事サービスを提供する食サービスのリーディングカンパニー「日清医療食品株式会社」。
病院・福祉領域を中心にトップシェア※を持ち、ヘルスケアフードを通じて日本の医療福祉サービスの質向上に貢献をされています。
北海道から沖縄まで5,000を超える同社の取引先に対して、高い安全性と信頼性をもって食サービスの提供を支える重要拠点のひとつが、「ヘルスケアフードファクトリー関東」。
同施設は2022年に竣工し、先進設備だけでなく、働き手に寄り添った環境を推進するヘルスケアフード領域における国内最大級のセントラルキッチンです。
同施設での上水から、浄化槽を含む排水処理まで水処理設備をワンストップで採用いただいた経緯や運用効果についてお話をお伺いしました。
※病院ヘルスケアフード受託市場シェア約33.3% /老健・特養ヘルスケアフード受託市場シェア約25.3%(2023.5月同社調べ)
私たち、日清医療食品は病院や介護施設内の厨房でおこなっていた献立作成・発注・調理等の支援業務をおこなっています。今後日本全体で進む労働人口の減少を見越し、クックチル方式(通常の方法で調理した料理を急速冷却し、チルド状態で保存)を活用した商品を製造するセントラルキッチンを積極的に増設することで、現場と連携した安心・安全な食事サービスを継続して提供できる体制強化を進めています。
その体制強化構想の中で、10 万食/日量の生産能力を備えた先進の設備を有するヘルスケアフードファクトリー関東を2022年に竣工させました。
「ヘルスケアフードファクトリー関東」の建設が決まった時に、工場の水処理設備面で考えたことは、毎日の食品調理・加工の工程で大量に使用する「水」のコスト管理でした。
また、わたしたちの工場で作られる食事は、病院や福祉領域などを中心にヘルスケアフードとしてご提供しています。そのため安心かつ安全な水が大量に必要となるだけでなく、地域社会と共生する工場として環境の側面から、排水にも十二分な配慮が必須になります。
そこで相談したのがダイキアクシスでした。
ダイキアクシスは上・中・下水の全領域をカバーできる総合水処理設備の専門家としての知見や経験を活かした事前調査だけでなく、工場から出る排水処理の設備と浄化槽まで一気通貫の水処理設備を提案してもらい納得できるコストバランスを実現してもらうことができました。
毎日大量に必要になる食品調理・加工工程での上水に対して、地下水活用によるキャッシュベースでの上水コスト最適化のほか、水処理設備周りを相談できる環境がありがたいと感じています。
ヘルスケアフードファクトリー関東では、食の安全のためのトレーサビリティや従業員の安全配慮の面から、設備のオートメーション化も積極的に採用しています。
食品調理・加工に活用する水を管理する上水設備も、スマート化の一環としてネットワークにより、遠隔での監視と設備内状況の調整操作ができるIoTの仕組みが導入されているため、とてもありがたく優秀な黒子のような存在です。
誰もいない時間含めて24時間365日、食の安全に直結する「水」の状態をリモートで監視してもらっていることや、仮に何か起こった場合でも、簡易な問題であれば遠隔で迅速に解決してくれるという安心感があります。
工場では約320名の従業員が働いており、さまざまな年齢、実習生を含む海外出身者、主婦の方など多くの女性が活躍しています。工場のオートメーション化で業務負荷を減らすための工夫と配慮だけでなく、主に海外からくる実習生には、慣れない日本の生活に少しでも早く馴染んでもらえるような支援や、地域の方のご意見を活かした取り組みも積極的におこなっています。
私たちは設備やテクノロジーに頼る先進化だけでなく、働く人に寄り添った「地域 × 人 × 設備」による真のスマートファクトリーを、これからも目指していきたいと考えおります。
ダイキアクシスには、今後とも水処理設備のエキスパートとして、私たちがお客様に安心・安全な食事サービスを継続して提供できる体制づくりに協力いただきたいと思っています。
企業名 | 日清医療食品株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルディング20 階 |
社員数 | 連結:70,379 人/個別:50,874 人(2023年5月) |
事業内容 | 給食の受託業務/食品の販売/弁当の販売 |
WEBサイト |