コストと水質に応じた最適な処理システムを提案。
コアリアクターシリーズは、高性能な担体による流動床方式の採用により、高負荷運転が可能で、維持管理も容易な厨房・食品加工施設の有機系排水処理装置です。十分なリサーチを行い、流入水質・処理水質に応じた最適なシステムを提案し、お客様のイニシアルコスト・ランニングコストを抑えます。
油分の多い有機系排水を下水排除基準にまで処理する除害処理システムです。流動担体による生物膜と活性汚泥を組み合わせ、それぞれの特長をベストマッチさせた処理フローを設定することで、これまでにない安定した除害処理性能を確保しました。
活性汚泥の吸着能力を生かすことで、油分を確実に除去します。
吸着した油分は油分解槽で十分な滞留時間を確保して処理するため、分解が効率的に行なえ、コンパクトなスペースで処理できます。
従来、油分の分解には油分解菌や酵素を用いる処理が行われてきましたが、本装置では全く不要です。ランニングコストの低減に繋がります。
OPA型およびOPA2型は、油分濃度(n-ヘキサン抽出物質濃度)が500mg/L程度の原水まで処理できます。よって、幅広い排水種に対して適用可能です。
汚泥の発生率が非常に少ないので、下水道放流基準に合わせるように汚泥を排出すれば、汚泥搬出ゼロも実現できます。
*流入水質・放流水質により発生量が変わります。
加圧浮上装置を必要としない処理フローなので、設置のためのスペース確保やイニシャルコストが不要です。また、薬品やそれに伴って発生する汚泥処分コストも大幅に削減できます。
BOD1,000mg/Lまでの原水に。汚泥引抜ゼロとコンパクト化の両立が可能。
油分(食用)の多い排水を流動担体と活性汚泥を用いて効率的に処理する流動床式の下水道除害処理装匿です。
一般的な油分解菌や酵素などを使ったシステムとは異なり、生物膜と活性汚泥の特長を生かして組み合わせることで、これまでとは比較にならないくらい安定した
油分解性能を発揮します。しかも、土着の油分解菌を育種して有効活用することから、油分解菌や酵素などの薬品添加の必要はありません。
生物膜法を組み合わせることで汚泥発生量をとても少なくできるので、汚泥を処理水と混ぜて排出することができ、汚泥引抜ゼロを達成※できます。
BOD2,000mg/L程度の高濃度原水でも、安定した処理性能を発揮します。
油吸着槽を組み込むことによって、さらに機能を強化した製品です。
OPA型でも汚泥引抜が必要になるほどBOD濃度の高い原水でも汚泥引抜ゼロが可能※です。
OPA型 | OPA2型 | ||
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処理方式 | 担体流動+活性汚泥方式 | 担体流動+活性汚泥方式 | |
適用油分濃度 | n-ヘキサン抽出物質濃度:80~500mg /L | n-ヘキサン抽出物質濃度:80~500mg /L | |
流入水BOD | 1,000mg/Lまで | 2,000mg/L程度 | |
処理性能 [対応下水放流基準値]<mg/L以下> |
BOD | 600 | 600 |
SS | 600 | 600 | |
pH | 5~9 | 5~9 | |
n-Hex | 30 | 30 |
*OPA2型のフローは、これに油吸着槽が付加されます。