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人工透析排水処理装置

人工透析排水処理装置
  • CT型 [下水道放流タイプ]
  • SCT型 [河川放流タイプ]
  • NT型 [pH中和タイプ]

環境へのリスク低減と経済性を両立させた人工透析施設のための高性能排水処理システム

人工透析排水は、BOD値が高く、環境保全の面から、汚濁負荷の軽減処理が不可欠です。ダイキアクシスは、担体を使用した高負荷・高効率な流動床方式で汚泥が発生しない経済性に優れた下水道放流タイプの処理装置『CT型』や中空糸膜処理方式を使用した高性能な河川放流タイプの処理装置『SCT型』など、諸条件に応じた最適なシステムをご提案します。

製品詳細
CT型 [下水道放流タイプ]

処理水質:BOD 600mg/ℓ 〔流動床方式〕

  1. 高負荷設計なので、装置がコンパクトです。
  2. 従来の生物処理方式に比べて、イニシャルコスト、ランニングコスト共に安価になります。
  3. 余剰汚泥が発生せず、構造も簡単なので、 維持管理が容易です。

施工例(東京都)


処理の仕組み

担体に微生物を付着させ、それを流動させながら、汚水中の有機物を除去する方式です。当システムでは、微生物の付着量が非常に多く、少ない動力で効率的に流動する高性能な特殊担体を採用しています。また、汚泥の発生もありません。

特殊担体


フローシート

構造図

SCT型 [河川放流タイプ]

処理水質:BOD 20mg/ℓ 〔中空糸膜(外圧式)処理方式〕

施工例(愛媛県)

  1. 中空糸膜(外圧式)処理方式ですので、 常時安定した低BOD処理水が得られます。
  2. 高負荷設計なので、従来の生物処理方式に比べて装置がコンパクトで、設置スペースは約1/2になります。
  3. ランニングコストが安く、維持管理が容易です。


処理の仕組み

当システムの場合、生物選択槽で生物処理された汚水は活性汚泥となり、槽内に設けられている膜ユニット(中空糸膜:写真)によって固液分離されます。中空糸膜に外側から液圧がかかっている(外圧式)ので、内側からごくわずかに吸引することで処理水を得ることができます。

フローシート

構造図

NT型 [pH中和タイプ]

厚生労働省から、各都道府県の衛生主管部に対して、 2019年1月に「医療機関における下水排除基準の遵守について」という依頼が発出され、その中に「下水を下水道に排除する場合には、水素イオン濃度(pH)を5を超え9未満の範囲に収める必要があること」と記載されています。当社のNT型は、この条件をクリアできる処理能力を有しています。 設置の際は諸条件に合わせて、地上設置型と地下埋設型のどちらでも対応可能です。

フローシート

構造図

地上設置型

地下埋設型

全国的なメンテナンス体制

ダイキアクシスは、全国主要都市に拠点を置き、安心と信頼のネットワークでお客様のニーズにきめ細かく対応いたします。グループ会社、協力会社を含めたメンテナンス部門では、高度な技術を持った有資格者が24時間体制で保守点検を行っています。

槽の長さ(L)
型式 処理水量(㎥/日)
6 12 18 24 30 36
CT型(600mg/ℓ)  2,250 2,700 3,550 4,400 5,250 6,100
SCT型(20mg/ℓ) 3,050 4,200 5,650 7,150 8,650 10,100
NT型(-) 2,180 2,330 2,530

単位(mm)

※消毒槽は別置になります。
※流量調整槽を必要とする場合、寸法が異なります。
※水量が少ない場合は、円筒タイプよりもコンパクトで安価なカプセルタイプもお選びいただけます。仕様寸法等の詳細につきましては、当社営業担当者にお尋ねください。