有機系排水処理と無機系排水処理について

排水には、有機系排水と無機系排水があります。
ダイキアクシスでは、有機系排水から無機系排水まで、お客さまの排水に合わせた最適な水処理システムを提供しています。
 

有機系・無機系とはそれぞれどのような化合物を含む排水なのか

有機系排水

炭水化物・タンパク質・脂質など有機系の成分を含んでいれば全てが対象となります。
原料が動植物由来であればほとんどが有機系の成分です。また、無機系の製造物でも製造工程の中でそれらを使えば、その排水も有機系の排水となります。

無機系排水

金属・ガラス・鉱物などを取り扱う業種の排水の多くは無機系の排水となります。
重金属などの有害な金属が含まれる場合が多くなります。
 

有機系・無機系排水、それぞれの処理方法の違いとは

有機系排水

有機系の排水のほとんどは微生物を使った処理である「生物処理」を主とします。
その他の方法で処理できないことはありませんが、非常に多くの電気や薬品を要することになりますので、生物処理が最も効率的で地球にも優しい処理となります。
ただし、有機系の排水といえども生物処理が難しい成分が含まれている場合もありますので、前処理として、それら生物処理が難しい成分を取り除く処理と組み合わせることがあります。

無機系排水

無機系排水のほとんどの場合は重金属などの有害物質の処理が対象となります。
重金属などの有害な金属の多くは薬品を入れて化学的に反応させ固形物に変え、水と分離します。
そのほかにも毒性を無くすために酸化・還元などの処理を行うこともあります。その場合、薬品を使用したり電気化学的に処理を行ったりします。
 

主にどのような施設に設備導入されているのか

有機系・無機系の排水処理フロー

有機系排水

無機系排水

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