未来の環境を考える上で、エネルギーの問題を避けて通ることはできません。限りある資源を守り、安全かつクリーンなエネルギー利用を推進するために。ダイキアクシスグループは、地域と共存する次世代のエネルギーシステムの構築を目指して、太陽光、風力、バイオマスなど再生可能エネルギーの開発と活用に取り組んでいます。
ダイキアクシスでは、子会社の株式会社ダイキアクシス・サステイナブル・パワーに再エネ事業を集約し、太陽光発電・小形風力発電における売電事業と、小形風力発電システムをはじめとする研究開発を行っています。
再生可能エネルギーの活用は、生産された地域で消費する「地産地消」が最も有効かつ効率的です。再エネ電力を利用することで、安定的な経済活動を継続でき、緊急時の電源確保などBCP対策にも貢献することができます。
売電事業においては、商業施設の店舗屋根を活用した太陽光発電と周辺環境に配慮した小形風力発電を提案しています。新規発電施設設置に伴う森林伐採や土壌改良などの環境ダメージを抑えることにより、地域の生活環境や森の環境保全にも貢献できます。
太陽光、風力、バイオマスのエネルギーミックスによる再生可能エネルギーの多角的な活用など、ダイキアクシスの組織力と事業資源を生かして、FIT制度※終了後(ポストFIT)を見据えた高付加価値な事業提案を行っています。
※FIT(固定価格買取制度):再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度
※PPA(電力販売契約)事業:電力需要家向けに発電施設から生成される電力を売電し、再生可能エネルギーの普及を促進する事業
バイオディーゼル燃料は、バイオマス(生物由来資源)から得られる再生可能エネルギーです。当社グループでは、地域で回収した油を地域で使うエネルギーの地産地消を目指して、使用済み天ぷら油のリサイクル燃料「D・OiL」を開発し、製造・販売のほか、廃食用油の回収事業や普及啓発活動にも積極的に取り組んでいます。
2009年には自動車燃料として安心・安全に使用できる「B5軽油※」を開発しました。ディーゼルエンジンで使用する化石燃料(軽油)に置き換えることで、CO₂削減、資源の有効活用、環境保全など、SDGs達成に広く貢献できます。
※軽油にJIS対応バイオ燃料D・OiL Nを5%配合したもの