%%%DAIKI AXIS INTEGRATED REPORT | 19期待される効果従業員の定着エンゲージメント向上業務効率化社内コミュニケーションの強化製品の品質向上安定した製品供給主要事業事業力強化取締役会の機能向上期待される業績貢献従業員の生産性向上輸送コスト削減による利益率向上グループの収益性向上企業価値向上への貢献成長戦略主要な投資人的資本への投資● ベースアップの実施組織の基盤強化に伴う各種施策● ITツール導入● 65周年記念行事の実施海外事業への投資(インド新工場)● 人材採用と教育投資● 海外向け浄化槽の研究開発M&Aによる成長分野への投資● ㈱アドアシステムの買収 、㈱メデアコーポレート・ガバナンスの見直し● 取締役会実効性評価の実施売上426.8億円営業利益率1.5営業利益6.62023年12月期(実績)売上445億円2024年12月期(予想)売上450億円2025年12月期(予想)営業利益率4.4営業利益20億円取締役副会長 CFO(財務戦略・再エネセグメント・その他事業担当) 中長期的な企業価値の向上中期経営計画実現収益性の向上億円営業利益率1.6営業利益7.3億円[ 財務戦略の基本方針 ]当社グループは2025年を最終年度とする中期経営計画“PROTECT×CHANGE”の達成を通じ、社会への貢献と持続可能な企業価値の向上を目指しています。この目標を達成するために、調達と運用のモニタリングを強化するとともに、適時・適切に投資を行うための戦略的な資金調達を行ってまいります。[2023年12月期の振り返り ]2023年12月期は売上高426.8億円、経常利益8.3億円(同率2.0%)となりました。連結売上高は業績予想を上回り、過去最高となりました。一方、人的資本への投資やITツール導入、M&A等の費用計上により、経常利益は対前期比28.6%減での着地となりました。これらの費用は一時的な利益圧迫要因であるものの、いずれも中期経営計画上の成長戦略と合致するものであり、当社グループにとって将来的な収益性向上には不可欠な先行投資だと認識しています。[ 2023年12月期の主要な投資と期待される効果 ][ 財務健全性の維持と成長分野への投資 ]当社グループの中期経営計画達成には適切な投資が欠かせません。引き続き、財務健全性を維持しつつ、安定したキャッシュフローの確保と成長分野への投資を継続してまいります。財務健全性の指標は、自己資本比率等をモニタリングしており、適正なレバレッジの範囲内での資金調達を行っています。また、フリーキャッシュフローの安定的な確保を念頭に、各セグメントでも営業利益(同率)の目標を設定しております。これらの取り組みは結果的に資本コストを上回るROEの向上につながるものと考えており、今後も重視してまいります。[ 株主還元方針 ]当社グループでは、株主への安定的な利益還元と会社の継続的な成長を実現するため、連結業績・配当性向および内部留保を総合的に勘案した上で配当を行っています。2023年は創立65周年の記念配当として、中間・期末ともに1株当たり3円ずつ増配しました。また、株主優待である「ダイキアクシス・プレミアム優待倶楽部」は今後も継続予定です。[ 今後の展望 ]最後に、創業66年を迎えた当社グループには、お客様からの信頼や蓄積された技術、優秀な人材等、多くの貴重な無形資産があります。これらを最大限に活かして新たな価値を生み出すには、事業基盤を整え、既存の組織体制やビジネスモデルに囚われない柔軟性が大切です。当社グループのスピリットである“PROTECT×CHANGE”を財務戦略の中でも体現することで、持続可能な企業価値の向上を目指してまいります。経済成長と社会課題解決を両立する豊かな社会の実現に向けたアクションをより加速させてまいります。財務戦略について堀淵 昭洋 財務目標財務戦略
元のページ ../index.html#20