DAIKI AXIS INTEGRATED REPORT
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63 | DAIKI AXIS INTEGRATED REPORT ● 法令および定款違反の未然防止、中立的かつ客観的な視点で取締役の職務執行を監査・監督、意見表明することができる者 ● 監査に対する知識の向上に努めることのできる者 ● 監査報告の作成 ● 監査計画の決定 ● 会計監査人の評価・報酬の妥当性 ● 監査等委員でない取締役の選任および報酬に関する意見の決定弁護士登録後、スプリング法律事務所パートナー在籍。企業法務の専門家として多くの企業へのアドバイスに従事。2020年には一般社団法人キネコ・フィルム監事に就任する等、子どもたちの学びや成長を促す活動にも関与。(2023年5月現在)当社は2019年に監査等委員会設置会社に移行しました。現在、監査等委員会は社外取締役3名で構成されており、監査等委員である取締役は監査計画に基づき取締役の職務執行を監査・監督しています。[ 監査等委員である取締役の選定・及び解任について ] 監査等委員である取締役は、下記内容及び当社グループ理念への理解や人格等を総合的に判断し株主総会での選解任を行っています。[ 監査等委員会監査の状況 ] 2022年度、監査等委員会を12回開催し、主要検討事項として下記を審議しました。また、コンプライアンス推進室が行う内部監査の実施状況報告を定期的に受け、随時意見・情報交換を継続的に実施することとしています。さらに、常勤取締役および重要な使用人からの個別ヒアリングの機会を設けるとともに、会計監査人および社外取締役と定期的に意見交換会を開催することとしています。[ コンプライアンス推進室の概要と連携 ]社内業務監査の強化を図るため、代表取締役社長直轄組織としてコンプライアンス推進室(4名)を設置しています。コンプライアンス推進室は、監査等委員会および会計監査人との協力・連携関係のもと、年間計画を立てて当社および子会社の業務監査を行っています。2019年3月に当社の取締役(監査等委員)に就任監査等委員会 委員長(2023年3月に新任)社外取締役 / 髙橋 祥子略歴昨今、企業の成長の土台となるコーポレートガバナンスの重要性は益々高まっています。私が委員長を務める監査等委員会も、内部監査の結果を確認するのみならず、ほぼ毎月個別に各部門のヒアリングを実施して企業としての課題を把握し、モニタリング監査の機能を十分に発揮できるよう努めています。他方、企業の飛躍にはチャレンジやイノベーションが欠かせません。年齢・性別等にとらわれない多種多様な意見・考えを取り込み、企業の成長に活かしていくことも重要です。現在当社の取締役14名のうち、7名は社外取締役であり、専門性やバックグラウンドが異なるメンバーが在籍しておりますが、取締役会の場では、社外取締役から忖度ない意見や質問がなされ、かつ常勤取締役も、これら社外取締役の意見に耳を傾け真摯に向き合ってくれ、活発な議論がなされている印象です。その内容も、企業価値を毀損させないという「守り」の議論だけではなく、企業価値を向上させるという「攻め」の議論まで様々です。今後は、これまで以上に、取締役会で議論したり決定したりした事項についてのその後の進捗状況を適宜報告してもらい、取締役会での議論をさらに進化していければと考えています。私は、長く法律家として多くの企業に関与してきました。引き続き、法律家としての視点と発想で、コーポレートガバナンスの充実とイノベーションによる事業成長とを両立させた形での、当社グループの成長と企業価値向上に貢献できるよう、尽力してまいります。0404グループを支える基盤監査等委員会の機能発揮社外取締役からのメッセージ

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