DAIKI AXIS INTEGRATED REPORT
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● 使用済み食用油を原料としたバイオディーゼル燃料「D・OiL<ディー・オイル>」の製造・販売および製造施設の施工※2009年には軽油の代替燃料として利用できるB5軽油の販売を開始● 国産小形風力発電機開発に向けパートナー企業とともに研究開発を実施● 高温高圧状態の水で有機物を処理することによって廃棄物等を有効活用することのできる処理方法● ㈱ダイキアクシス・サステイナブル・パワー  ● ㈱メデア53 | DAIKI AXIS INTEGRATED REPORTINTERVIEW取締役副社長 CFO・CCO(財務戦略・再エネセグメント・その他事業担当) 兼㈱ダイキアクシス・サステイナブル・パワー代表取締役社長堀淵 昭洋 売電事業バイオディーゼル燃料事業小形風力発電機関連事業水熱処理事業関連子会社2020年10月に日本も「2050年カーボンニュートラル宣言」を行い、2030年度の温室効果ガス排出量46%削減(対2013年度比)をマイルストーンとして、エネルギー政策の大幅な転換が始まりました。今や脱炭素への取り組みは全人類の共通課題となっており、日本でも企業や個人の環境意識が急速に高まっています。当社グループの軸は「水」と「環境」であり、2002年より企業や一般家庭から排出される使用済み食用油を回収し、燃料として精製するバイオディーゼル燃料事業を進める等の環境配慮を意識した事業を展開してきました。現在はそれに加え、太陽光発電や小形風力発電等の再生可能エネルギー事業も積極的に進めています。日本の電源構成をみると、再生可能エネルギーの発電量は約18%(2019年度時点)と決して多くはありません。しかし、今後は更なる技術開発や参入事業者に対する適切な支援と規制の導入等により、より安価で地域に合ったエネルギーとして普及していくことが予想されます。再生可能エネルギーは間違いなく次世代の生活を支える重要なインフラの一つとなります。私たちは、本事業を重要な収益機会と捉えるだけではなく、地域密着という事業特性やそこから広がる商流を踏まえ、日本経済を下支えする産業の一つとして拡大していきたいと考えています。企業の大口電力需要に応えながら、将来的には各企業が利用するエネルギーの選択肢を増やし、最適なエネルギーミックスをお選びいただけるような総合的なサービスを展開してまいります。当セグメントはまだグループ全体での売上構成は大きくないものの相応の利益貢献をする事業柱となりつつあります。本分野は画期的な技術や実績を持つ企業様も多くいらっしゃると感じています。当社グループは、それを踏まえ、常に優良企業とのネットワーク構築、さらには長期目線での必要な先行投資や協業を進める所存です。2023年8月には当社グループにもサステイナビリティ委員会が設立いたしました。自社のサステイナビリティのみを意識した経営推進という狭い視野にとらわれず、お客様と社会が持続可能な開発を達成できるような「環境創造開発型企業」として成長してまいります。領域ご参考● 太陽光発電および小形風力発電に係る売電事業● DCMグループ施設の屋上太陽光パネル及び北日本中心に設置した小形風力発電サイトを通じ、FIT制度を利用した売電を実施事業内容0303成長戦略循環型社会の実現と環境創造開発型企業に事業内容について事業戦略 [ 再生可能エネルギー関連事業 ]

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