DAIKI AXIS INTEGRATED REPORT
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31 | DAIKI AXIS INTEGRATED REPORTINTERVIEW中長期的な企業価値の向上中期経営計画実現収益性の向上[ 財務戦略の基本方針 ]当社グループは2025年を最終年度とする中期経営計画“PROTECT×CHANGE”の達成を通じ、社会への貢献と持続可能な企業価値の向上を目指しています。財務戦略においての定量目標は事業の成長性を測る売上高と、当社グループが提供する付加価値を測る営業利益(同率)及び経常利益(同率)を定め、各セグメントがその目標に向かって邁進しています。[ 2022年12月期の振り返り ]2022年12月期は売上高394.7億円、経常利益11.7億円(同率2.96%)となりました。業績予想を小幅に下回るものの連結売上高は過去最高となりました。一方、人的資本への投資や企業情報の開示拡充等の費用計上により経常利益は対前期比9.9%減での着地となりました。これらの費用は一時的な利益圧迫要因であるものの、いずれも中期経営計画上の成長戦略と合致するものであり、当社グループにとって将来的な収益性向上には不可欠な先行投資だと認識しています。[ 2022年12月期の主要な投資と期待される効果 ]主要な投資人的資本への投資 ● ベースアップの実施 ● 各種制度・規程見直しに伴う費用組織の基盤強化に伴う各種施策 ● 企業風土醸成に向けた社内企画や   サーベイ実施に伴う費用海外事業への投資(インド新工場) ● 人材採用と教育投資M&Aによる成長分野への投資 ● ㈱メデア、㈱アドシステムの買収非財務情報の開示拡充[ 財務健全性の維持と成長分野への投資 ]当社グループの中期経営計画達成には適切な投資が欠かせません。引き続き、財務健全性を維持しつつ、安定したキャッシュフローの確保と成長分野への投資を継続してまいります。財務健全性の指標は、自己資本比率等をモニタリングしており、適正なレバレッジの範囲内での資金調達を行っています。また、フリーキャッシュフローの安定的な確保を念頭に、各セグメントでも営業利益(同率)の目標を設定しております。これらの取り組みは結果的に資本コストを上回るROEの向上に繋がるものと考えており、今後も重視してまいります。期待される効果従業員の定着エンゲージメント向上業務効率化組織基盤強化海外現地法人の生産能力向上主要事業事業力強化開示の透明性向上取締役副社長 CFO・CCO(財務戦略・再エネセグメント・その他事業担当) 堀淵 昭洋 期待される業績貢献従業員の生産性向上規模拡大・早期収益化当社グループの収益性向上企業価値向上への貢献0303成長戦略経済成長と社会課題解決を両立する豊かな社会の実現に向けたアクションをより加速させてまいります。財務戦略について財務戦略

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