DAIKI AXIS INTEGRATED REPORT
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11 | DAIKI AXIS INTEGRATED REPORT高度経済成長と公害問題戦後20年足らずで日本人の暮らしと街は大きく変化しました。それに対応するため、創業者である大亀孝裕が「タイルと衛生陶器」の卸売事業を営み始めました。重工業を中心に、急速に発展した日本は、工業化と都市化が進み、各地で水質汚濁等の公害問題が浮き彫りになりました。そのような中、当社は業界に先駆けて、軽くて設置がしやすいFRP製浄化槽の開発に成功し、生活排水の河川流入抑制に寄与しました。FRP製浄化槽1号機「B型」を発売ホームセンター事業ダイキ㈱(現:DCM㈱)が継承。現在は取引先として関係性を維持していますが、グループ会社ではありません。失われた30年と新たなスタート日本中を沸かせたバブル経済は1990年には終わりを迎え、その後2000年代にかけて国内外で金融不安や景気低迷期が続きました。逆境の中、当社グループは更なる成長に向けた資源の集中と選択を行うために、ホームセンター事業をダイキ㈱に託し、現在の主力3事業部を中心とする㈱ダイキアクシスをスタートさせました。ダイキ(株)より、環境機器関連事業、住宅機器関連事業および再生可能エネルギー関連事業を分割継承3.11東日本大震災とエネルギー政策の見直し東日本大震災以降、電源構成や供給体制の脆弱性が露呈し、日本はエネルギー政策を根本的に見直す必要に迫られました。2012年には固定価格買取制度(FIT制度)も始まり再生可能エネルギー導入が加速しました。当社グループは社会の要請を受け、従来のバイオディーゼル燃料事業だけでなく、小形風力発電への本格参入を進めました。創業者大亀孝裕が愛媛県松山市に “タイルと衛生陶器の店”大亀商事を設立水回り商品群の卸売事業開始㈱ディックにてホームセンター事業を開始し、流通小売業へ進出ダイキ㈱誕生㈱大亀商事・ダイキ㈱・㈱ディックの三社合併現 環境機器関連事業現 住宅機器関連事業再生可能エネルギー関連事業に着手バイオディーゼル燃料事業開始家庭用飲料水事業を開始再生可能エネルギー関連事業家庭用飲料水事業無機系排水処理に参入19581964ダイキ㈱が水処理メーカーとしての事業開始197819892002200920112012小形風力発電に参入0101ダイキアクシスグループを知る2005㈱ダイキアクシス設立事業と組織の歩み1950-2000-2011-

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